おでん日記

模型の製作過程をメインに、鉄道関連の事を上げていきます。

KATO E233系スカ色を作る その6

こんにちは。今年はなかなか梅雨が明けないですね。

洗濯物が全然乾かないので困ったものです。

 

今回は、予告していた通りインレタの貼り付けです。


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使うインレタをまとめました。ほとんど新品なので、総額で1万円はゆうに超えていると思われます(泣)

今回使うインレタを箇条書きにしてみました。

・側面車番(あじさい亭)

・前面編成番号(あじさい亭)

・側面所属表記(あじさい亭)

・側面号車表記(トレジャータウン)

・側面ドア半自動ボタン(トレジャータウン)

・車外スピーカー(銀河モデル)

グリーン車マーク(トレジャータウン)

・JRマーク白(個人製作品)

・前面ステップ滑り止め(あじさい亭)

・ドアステッカー薄緑(あじさい亭)

・優先席ステッカー(あじさい亭)

 

それでは貼っていきます。

 

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銀河モデルの車外スピーカーです。なかなかイイ感じです。


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続いて車番です。マスキングテープでこのような貼り付けガイドを作ってやると、車両ごとに車番の位置がバラバラなんてことは無くなります。


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残りは目合わせで貼りました。

インレタを貼るだけで一気に実車感が増すような気がします。表記類の力恐るべしです。


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前面の編成番号表記は、E217のものとE531のものを組み合わせて作りました。E217の基本編成がY-1〜、付属編成がY-101〜なので、その法則に従って基本編成をY-201、付属編成をY-301としました。

 


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インレタが貼り終わったら保護のためクリアコートを吹くのですが、インレタの貼り付けでまた車体に油が乗ってしまっていたので、その前に再び中性洗剤で洗います。

水揚げした時に強く擦らなければ意外とインレタは落ちないもので、この時は半自動ドアボタンが数箇所剥がれた程度で済みました。元々半自動ドアボタンのインレタは粘着力があまり無かったので、これがいくつか落ちるのは予測してました。その部分は貼り直して終わりです。


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水揚げして乾いたら、クリアコートです。光沢クリアーを使いますが、あまり激しい光沢を出したい訳では無いので、薄く吹く程度に済ませておきます。インレタの保護さえできていればいいのです。

 


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クリアコートが終わったら、車両を組み上げます。前面ガラスはクリアグリーンでコーティングしました。


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15両組み立てました。残りの工程は、前面行先表示ステッカー(自作品)とドアステッカー、優先席ステッカーの貼り付け、室内の装飾のみです。今月の初頭に車内ステッカーをDensha.me氏から購入しているのですが、この情勢のためかなかなか届きません。発送自体は購入後すぐされているので、届くまで気長に待とうと思います。


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車体のスミ入れもしました。タミヤのスミ入れ塗料を使い、主にドアゴムの部分や側面の点検蓋、乗務員扉の隙間をやりました。

 

今回はこの辺で終わりたいと思います。今回は比較的短く薄い内容となってしまいましたが、お付き合いいただきありがとうございました。

KATO E233系スカ色を作る その5

こんにちは。先週スマホの機種変更を行い、アカウントの引き継ぎやらホーム画面のカスタマイズやらで忙しい毎日でした。

今まで使っていた端末はXperia XZ1でしたが、同サイズかつこれ以上の性能を持った高性能の端末が欲しかったので、奮発してGALAXY S10にしました。

SONYも高性能のスマホは発売していますが、どれも本体がでかい事が気に入らなかったため、思い切ってSamsungに浮気しました。

唯一気になっているのは、画面の色が少し緑っぽいかつ彩度が高い事でしょうか。

 

スマホの話はここまでにして、本題に移ります。

前回は車体の下地まで塗装した段階で終わっていましたので、今回はいよいよ車体の本塗装に入ります。手順としては、最初に帯の色を塗っておき、その上から複数の銀色で帯のない部分を塗装します。


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ということで、初めにクリーム色を塗ります。帯を塗る際には明るい色から順に塗ります。上から銀で塗り潰す箇所は色が回っていなくても問題ありません。また、塗膜は薄いほうがいいので数回に分けて薄く薄く吹きます。


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15両塗りました。とは言えこの角度ではほとんど分かりませんね(

 


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マスキングをします。テープに歪みがないよう、慎重にテープを貼っていきます。


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15両の帯の高さを統一できるよう、あらかじめE233の余剰車体を利用して作っておいた目安に合わせてマスキングテープを貼っていきます。


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15両貼りました。吹き込みがないよう、バニッシャーなどを使って隙間なくマスキングテープを貼っておきます。


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ミスターカラーのコバルトブルー、インディブルー、ブラック、パープルの4色を混ぜてE235風の濃い青を作り、塗装しました。


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キッチリ塗り分けできています。


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次の工程に入ります。上の帯は1.0mm、下の帯は2.5mmのマスキングテープでそれぞれ帯の部分をマスキングします。周辺に散らばっているプラ板は、マスキングテープを切り出す時に使う型です。


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15両マスキングしました。この工程だけで1週間ほどかかっています(^^;


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下地に黒を吹いた上でミスターカラーのステンレスシルバーで塗装しました。ステンレスシルバーを吹く前の黒を吹いただけの段階で、行先表示器のところをマスキングしておきます。


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上の帯と行先表示器の部分はこの段階でマスキングテープを剥がしておきます。銀の塗装はこれで終わりではありません。


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E電の側面は、このようにギラギラ反射する銀と艶消しの銀の2つが混在しています。KATOではこの違いも一応再現されているようです。


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ということで、この銀の質感の違いも再現します。(マスキングした状態が分かりやすい写真を撮り忘れました)

用意する色は、ミスターカラーのシルバーと、ガイアノーツのブライトシルバーです。


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シルバーで塗装しました。中間車の塗装はこれにて終了です。先頭車のFRP部はまた銀の質感が違うため、これをブライトシルバーで塗り分けします。


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マスキングテープを剥がす緊張の瞬間。この瞬間のために何時間も何日もかけて塗装をしてるモデラーは少なくないはず(


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素晴らしい。完璧です。


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角度を変えて見ると、銀の質感が違うことがはっきり分かります。


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先頭車です。乗務員室の部分(FRP部)だけ明るめの銀色になっている事がお分かりいただけるでしょうか?


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サロです。こちらもいい感じです。

 

残りの車両もマスキングテープを剥がし、車体の塗装は終わりです。

今回はここまでで終わりとさせていただきます。次回はインレタの貼り付けを行う予定です。長々とお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

 

KATO E233系スカ色を作る その4

こんにちは。この前の週末はふらっとロンキヤの撮影に出向いていました。埼玉では気動車自体が珍しいものであり、長編成の気動車はとても新鮮味がありました。いずれは作りたいですね。いずれは。

 

さて、前回の記事でも予告しました通り、今回は車体の塗装とパンタグラフの製作を行います。パンタグラフは屋根加工の時点で一度KATO純正のものを整備しましたが、友人から思わぬオマケの部品を頂いたので、それを活用して正規型のPS33Dパンタグラフを作ります。

 

それでは、早速やっていきます。

 

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そのオマケの部品はコレです。

小列車工房製のPS33Dパンタグラフ台座(品番P-101)です。

下敷きになっているTOMIXのPS33Dの台座をこの部品に取り替えることで、KATO車(TOMIX車も使えるかも?)に使える正規型のPS33Dを作ることが出来るというものです。TOMIXのPS33Dも実車と微妙に形が違うようなので、気になる場合はこの部品を活用してみるといいかもしれません。

 


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組み立てる前に塗装します。下地としてまずメタルプライマーを吹き、台座はその上に黒サーフェイサーを吹いておきます。下地の塗装が終わったら、アームはシルバー、台座はグレー、避雷器はグレーFS16440で塗装します。


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うーん、既にイイ感じ。KATO製のパンタと同様に色差しもします。


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組み立てました。まだ一部の色差しが終わっていませんが、組立後に色差ししても問題はないため先に組み立てています。


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KATO純正品との比較。台座の形が異なるのがよく分かると思います。また、TOMIXのアームはPS33Dの特徴である丸型アームをしっかり再現しており、こうして組み立てるとKATOより引き締まって見えます。


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屋根側も少し加工します。そのままでは穴が小さくて取付できないため、0.8mmのドリルで穴を拡張します。


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取り付けました。隣に置いてあるのはKATO製のパンタです。こうして見るとTOMIX製はアームがひとまわり大きいことが分かります。


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パンタとその周りをジャーマングレーで少し汚して完成です。今回はお試しというかたちで使ってみましたが、なかなか格好いいので今後も導入を検討しています。


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パンタが仕上がったところで、いよいよ車体の塗装に入ります。IPAに漬けて元の塗装は全て落としました。


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下地としてメタルプライマーを吹き、更にサーフェイサーを吹きました。埃を巻き込まないよう、塗装前には筆ではらい落としたり、ブロワーで吹き飛ばしたりしています。この後車体の本塗装に入ります。

 

次回も車体の塗装工程を引き続き書いていく予定です。長々とお付き合いいただきありがとうございました。

 

 

KATO E233系スカ色を作る その3

こんにちは。今週は猛暑日が続き、早くも夏バテを起こしそうなところです。

今回は、床下機器を整備していきます。KATO製のE233系3000番台増備車は床下機器の流用が多く、調べたところ、15両のうち1、3、7、9、10、11、13、14、15号車の計9両が実車と一部異なっているようです。しかし、これらを全て修正すると手間と費用が多くかかってしまう為、この中でも特に目立つモハE233VVVFインバータだけ実物と同じものに交換します。苦渋の決断ではありましたが、その他の違いは見なかったことにします←

 

それではやっていきます。


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初めにVVVFインバータの交換を行います。3000番台のVVVFインバータは日立製のSC98型ですが、製品では通勤型の床下が流用されており、三菱製のSC85型が付いています。E231ではVVVFインバータの作り分けもしていましたし、E233でも作り分けして欲しかったところです。

交換用のSC98型は、友人に3Dプリンターで作っていただいたものです。もちろん対価は支払っています。



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熱湯中性洗剤風呂に漬けてサポート剤を落とします。SC98と一緒にいただいた、PS33Dパンタグラフの台座もついでに漬けました。


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サポート剤が取れて綺麗になりました。漬けていた時間はだいたい2時間ほどですが、そこまで長時間漬けなくても落とせると思います。


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交換用部品は準備が整ったので、床下部品についているSC85型を外します。廃ニッパーで切り取り、デザインナイフと棒ヤスリで平らにしました。なお、削りすぎたところはプラ棒やプラペーパーで盛っておきます。これを4両施工します。


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瞬間接着剤を使ってSC98型を付けました。これにてVVVFインバータの交換は完了です。

 
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少し気が向いたので、付属編成側のモハE233-3000の床下に機器を追加します。

KATOのE233のM車はモハE233-200番台であるのに対して、付属編成側のモーター車はWパンタの0番台です。これらは実車では床下機器が一部異なっていますが、KATO製品では200番台の床下が流用されており、0番台と比較して1つ機器が足りない状態になっています。なので、余剰の0番台の床下から不足している機器を移植しました。


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移植工事自体は割と容易なもので、0番台から切り出した機器をM車に取り付けられるところまで薄くし、M車のモーターカバーを一部削って取り付けます。これで、0番台のモーターカバーが出来上がりました。

※塗装後に調べて分かった事ですが、付属編成のモハE233-3000だけは、移植した機器の右隣にある小さい箱が付いていないようです


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床下の改造が終わったので、塗装に入ります。床下の部品はプラ感が露骨に出ており、塗装することでこれを解消できます。

まずは、下準備として中性洗剤に漬けて脂分を落としました。窓ガラスの部品も指紋が目立っていたため、同時にやりました。


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メタルプライマーを吹いて、その上に下地となるサーフェイサーを吹いて…


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その上からMr.カラーのタイヤブラックを吹きました。塗り忘れがないように、いろんな角度から塗料が回っているか確認します。確認が終わったら、クリアコートを吹いて光沢仕上げにしておきます。


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クリアコートが乾燥したら、床下の色差しとスミ入れをしておきます。色差しでは銀と黄色を使用しました。


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色差しとスミ入れが終わったら、ウェザリングをします。ベタ塗りすると床下の地の色や色差しした銀色などが隠れてしまうので、程よい加減で汚しておきます。実車の資料をよく見ながら汚すとそれらしい汚れ方が出せると思います。塗料は、以前に調合した床下汚し専用の塗料を使いました。


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横から見るとこんな感じです。うっすら浮き出る床下の表記がそれらしさを出していると思います。この後、仕上げとして艶消しクリアーを軽く吹いておきます。

 

床下機器の整備はこれで完了で、次回はいよいよ車体の塗装に入ります。発注していたTOMIXのPS33Dパンタグラフも届いたので、パンタグラフも同時に仕上げていくつもりです。今回も長々とお付き合いいただきありがとうございました。

 

 

 

 

KATO E233系スカ色を作る その2

前回に引き続き、KATOのE233系3000番台の加工です。車体は今IPAで塗装剥離している途中なので、今回は暇してる屋根を弄ります。

とは言え特に改造する箇所は無いので、ウェザリングのみの簡易加工です←

なお、100%自己流ですので、その点はご承知おき下さい。自分も正直これで合っているのか分かりません(笑)

それではやっていきましょう。


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今回塗装する部品を並べました。特にヨゴレやキズのない美品で揃っていて、これだけ見ると美品をバラしたようですね(笑)

この状態からスタートです。


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第一段階です。サロのクーラーは取り外しています。というか、外すのを忘れてました(笑)

そのうえで、まずは下地の色を塗装しました。使用した塗料はMr.カラーのグレーFS16440です。下地ですので、なるべく綺麗に吹いて光沢仕上げにしておきます。


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下地を塗装した状態で、パンタ周りの配管にスミ入れをしておきます。タミヤのスミ入れ塗料を使用しています。光沢にしておかないと、この工程でスミ入れ塗料が塗膜に染み込んでしまいます。


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パンタとクーラーの部品も成型色ではカッコ悪い(個人的見解)ので塗装します。これらの部品は、このまま塗装してもすぐ剥がれてしまうため、Mr.メタルプライマーを下地に吹いておきます。これをやっておくことで塗膜の強度が大幅にアップし、パンタを上げた時に「アッ!!塗装剥がれた!!!!」なんて悲しむ事は十中八九無くなります。


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屋根本体に戻って第二段階です。茶色寄りのグレーでこのように塗装します。屋根の両脇と中央部、クハの運転台の上、サロのクーラー周りを薄く吹いています。この時使った塗料は、以前に調色して作ったものです。市販の色ではMr.カラーのRLM75 グレーバイオレットが近いかと思います。

(結論から言うと、この工程で屋根中央部を濃くする意味はあまり無かったので、そこは省略しても何とかなると思われます…)


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第三段階です。塗装する前に、ラジオアンテナとクハのアンテナや煙管を取り付けておきます。そして、アンテナと煙管は筆で先程も使ったメタルプライマーを塗っておきます。その後、第二段階で黒めにしておいた屋根の中央部に、色を重ねるかたちでMr.カラーのグレーFS36375艶消しホワイトを薄く吹きつけます。


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第四段階です。第一段階で使用したグレーFS16440を再び薄く吹き付け、色の強弱を抑えます。ほんのり屋根中央部が青がかっているように見えればOKです。これにて、屋根の退色塗装が終わりました。

 

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退色塗装が終わったところで、1度色差しに入ります。パンタ付きの屋根以外は特に色差しする箇所もありませんので、そのままです。また、パンタとサロの部品もここで塗装しておきます。パンタ車に使用した色はMr.カラーのシルバーカッパー(銅)グレーFS16440艶消しホワイトセミグロスブラック、以前に調色で作った明るめのグレーです。サロの部品もこの調色グレーで塗装しています。


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ここからは汚れの再現に入ります。まず、Mr.カラーのレッドブラウンで屋根の両脇とクハの運転台の上、サロのクーラー周りを吹きました。クハの運転台の上はやりすぎたかな…?まぁ何とかなるでしょう!←


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実車の資料を参考に、パンタやクーラー周りの黒ずんだ汚れを吹きました。Mr.カラーのジャーマングレーと艶消しホワイトを比率おおよそ1:1で調色した色を使っています。これをやる事で、ある程度実車らしく見えるようになったのでは無いでしょうか…?


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最後にジャーマングレー・艶消しホワイト・艶消しクリアーの3色を混ぜた塗料と、レッドブラウン・ジャーマングレー・艶消しホワイト・艶消しクリアーの4色を混ぜた塗料を薄〜〜〜く吹き付けて色味を調整し、作業終了です。ここまででだいたい2日かかっていて、朝から晩まで塗装しています。週末があっという間に終わってしまった…←

外出自粛のいい時間潰しになりますので、皆様も是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか…? 

 

まだ屋根のウェザリングは完了していませんが、次の工程では車体も同時に汚すため、その先は車体の塗装が完了してから行います。

説明下手で分かりづらい記事になってしまいましたが、長々とお付き合いいただきありがとうございました。次回は床下機器を弄っていく予定です。

 

☆今回使用した塗料

  1. Mr.メタルプライマー
  2. Mr.カラー グレーFS16440
  3. Mr.カラー RLM75グレーバイオレット(に近い調色塗料)
  4. Mr.カラー 艶消しホワイト
  5. Mr.カラー レッドブラウン
  6. Mr.カラー グレーFS36375
  7. Mr.カラー ジャーマングレー
  8. Mr.カラー 艶消しクリアー
  9. Mr.カラー シルバー
  10. Mr.カラー カッパー(銅)
  11. Mr.カラー セミグロスブラック
  12. Mr.カラー 明るめのグレー(調色塗料)

KATO E233系スカ色を作る その1

今回は、KATOのE233系3000番台を加工し、ウソ電(実際に存在しない架空の車両)を製作していきます。帯をE235系1000番台のようなカラーにする予定です。

E235系1000番台はつい先日J-TREC新津を出場して試運転を行ったようですね。JR東日本のプレスに掲載されていたイメージ画像と実車で前面デザインが異なり、賛否両論あるようです。私は実車のデザインの方が格好よく感じました(笑)

 

蛇足はここまでにして、本題に入っていきます。


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↑これが今回の種となる車両たちです。

すべてジャンクで揃えたためロットはバラバラで、初期ロットの品番10-840〜842から最新ロットの品番10-1267〜1270まで混ざっています。

なお、初回ロットだけ東急車輛で製造された編成のため、屋根はビード本数が多いタイプになっています。しかし、今回は全て新津車両製作所で作られた増備車にしますので、屋根は新津製のものに交換します。

 

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新津製の屋根の部品は、以前に友人から頂いたものを活用しました。やはり部品は持っておいて損はありません(笑)

 

さぁ塗装変更開始!

 

 

…といく前に、下準備です。まずは、先頭車のカプラーをTOMIXのボディマウントTNカプラーにします。これをやると連結間隔が大幅に短縮される事や、連結器そのものの見栄えが良くなるというメリットがあります。

 


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ボディマウントTNカプラーを取り付けました。元のダミーカプラーより、実車感が出ているのではないでしょうか。残りの3両も同様に取り付けます。


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↑加工した先頭車同士で連結しました。実車に近い連結間隔となり、見栄えも大幅に良くなっているかと思います。これだけ連結間隔が狭いとカーブを通過できるのか不安になりましたが、KATOのR315-282は通過できましたので、我が家では問題ナシです。


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先頭車4両のTN化が完了したので、車体はIPAに漬け込んで塗装剥離します。帯だけの塗装変更とは言え、実車のように帯だけ剥がして貼るようなことは出来ませんので、車体色の銀も含め全て再塗装します。15両もあるので、全ての塗装剥離が終わるまで1ヵ月ほどかかる見込みです。塗装剥離が終わる前に次の給料日が来てそう…^^;

 

早速漬け込んでいきます。我が家のIPAは何度かろ過して使っているため、完全に変色してしまっていますが、機能面は問題ありません。恐らく…


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手始めに4両漬けました。経験上、KATOのE231、E233は完全に塗装を落とせる状態になるまで1〜2週間ほどかかりますので、ゆっくりじっくり漬け込みます。

 

IPAで塗装剥離を行っている間に床下機器や屋根の整備を進めていきますが、それはまた次回とさせていただきます。最後までご覧頂きありがとうございました。

今後もこのようなかたちで模型の製作記を投稿していく予定ですので、よろしくお願い致します。