KATO E233系スカ色を作る その2
前回に引き続き、KATOのE233系3000番台の加工です。車体は今IPAで塗装剥離している途中なので、今回は暇してる屋根を弄ります。
とは言え特に改造する箇所は無いので、ウェザリングのみの簡易加工です←
なお、100%自己流ですので、その点はご承知おき下さい。自分も正直これで合っているのか分かりません(笑)
それではやっていきましょう。
今回塗装する部品を並べました。特にヨゴレやキズのない美品で揃っていて、これだけ見ると美品をバラしたようですね(笑)
この状態からスタートです。
第一段階です。サロのクーラーは取り外しています。というか、外すのを忘れてました(笑)
そのうえで、まずは下地の色を塗装しました。使用した塗料はMr.カラーのグレーFS16440です。下地ですので、なるべく綺麗に吹いて光沢仕上げにしておきます。
下地を塗装した状態で、パンタ周りの配管にスミ入れをしておきます。タミヤのスミ入れ塗料を使用しています。光沢にしておかないと、この工程でスミ入れ塗料が塗膜に染み込んでしまいます。
パンタとクーラーの部品も成型色ではカッコ悪い(個人的見解)ので塗装します。これらの部品は、このまま塗装してもすぐ剥がれてしまうため、Mr.メタルプライマーを下地に吹いておきます。これをやっておくことで塗膜の強度が大幅にアップし、パンタを上げた時に「アッ!!塗装剥がれた!!!!」なんて悲しむ事は十中八九無くなります。
屋根本体に戻って第二段階です。茶色寄りのグレーでこのように塗装します。屋根の両脇と中央部、クハの運転台の上、サロのクーラー周りを薄く吹いています。この時使った塗料は、以前に調色して作ったものです。市販の色ではMr.カラーのRLM75 グレーバイオレットが近いかと思います。
(結論から言うと、この工程で屋根中央部を濃くする意味はあまり無かったので、そこは省略しても何とかなると思われます…)
第三段階です。塗装する前に、ラジオアンテナとクハのアンテナや煙管を取り付けておきます。そして、アンテナと煙管は筆で先程も使ったメタルプライマーを塗っておきます。その後、第二段階で黒めにしておいた屋根の中央部に、色を重ねるかたちでMr.カラーのグレーFS36375と艶消しホワイトを薄く吹きつけます。
第四段階です。第一段階で使用したグレーFS16440を再び薄く吹き付け、色の強弱を抑えます。ほんのり屋根中央部が青がかっているように見えればOKです。これにて、屋根の退色塗装が終わりました。
退色塗装が終わったところで、1度色差しに入ります。パンタ付きの屋根以外は特に色差しする箇所もありませんので、そのままです。また、パンタとサロの部品もここで塗装しておきます。パンタ車に使用した色はMr.カラーのシルバーとカッパー(銅)、グレーFS16440、艶消しホワイト、セミグロスブラック、以前に調色で作った明るめのグレーです。サロの部品もこの調色グレーで塗装しています。
ここからは汚れの再現に入ります。まず、Mr.カラーのレッドブラウンで屋根の両脇とクハの運転台の上、サロのクーラー周りを吹きました。クハの運転台の上はやりすぎたかな…?まぁ何とかなるでしょう!←
実車の資料を参考に、パンタやクーラー周りの黒ずんだ汚れを吹きました。Mr.カラーのジャーマングレーと艶消しホワイトを比率おおよそ1:1で調色した色を使っています。これをやる事で、ある程度実車らしく見えるようになったのでは無いでしょうか…?
最後にジャーマングレー・艶消しホワイト・艶消しクリアーの3色を混ぜた塗料と、レッドブラウン・ジャーマングレー・艶消しホワイト・艶消しクリアーの4色を混ぜた塗料を薄〜〜〜く吹き付けて色味を調整し、作業終了です。ここまででだいたい2日かかっていて、朝から晩まで塗装しています。週末があっという間に終わってしまった…←
外出自粛のいい時間潰しになりますので、皆様も是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか…?
まだ屋根のウェザリングは完了していませんが、次の工程では車体も同時に汚すため、その先は車体の塗装が完了してから行います。
説明下手で分かりづらい記事になってしまいましたが、長々とお付き合いいただきありがとうございました。次回は床下機器を弄っていく予定です。
☆今回使用した塗料