おでん日記

模型の製作過程をメインに、鉄道関連の事を上げていきます。

KATO E217系量産先行車を作る その4

お久しぶりです。やっと更新出来ました。

 

前回でボディの銀塗装まで終え、そのまま帯などのインレタを貼ろうと思っていました。しかし、実車の画像とにらめっこしてるうちに少し気になった点がありました。


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まずはこちらの画像をご覧下さい。車体がかなり茶色くなってるのに対し、帯があんまり汚れてないように見えませんか?

帯は汚れが乗りにくいのか、ただの目の錯覚なのか、実際のところはよく分からないのですが、模型で帯を貼ってからウェザリングしたらこうはならない気がします。

そこで、今回は先にウェザリングをしてからインレタを貼る方向で進めます。


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先頭車は特に汚れが目立つので、ちょっとやりすぎなくらいに汚しました。また、実車FRP部のみ汚れがあまり付着してないので、それも再現しています。

これだけ見ると、検査中の車両のようですね。


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15両終えました。


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インレタの貼り付けに移ります。帯や車番には世田谷さんのインレタを使います。


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若干インレタの帯が長いので、デザインナイフで余る部分を切り取って合わせます。また、ドア灯などの段差で密着しづらい箇所も、デザインナイフでインレタに切込みを入れる等してできるだけ密着させます。


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左が帯インレタ、右が製品です。違いは一目瞭然ですね。


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サロ!帯が太いので特に目立ちます。車番なども貼りました。


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15両貼り終えたので、半光沢でクリアコートをした後、前に作った屋根とドッキングしました。クリアコートはべったり塗ると帯インレタが浮いてくるので、薄く何回かに分けて塗るのが適切だと思います。

 

ここからは追加のウェザリングに入ります。


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ウェザリング第1段階

マホガニーとモンザレッドを調色した赤茶色っぽい色を薄く吹き付けます。


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ウェザリング第2段階

ボディを汚した時と同じ色(自作ウェザリング用塗料)を薄く吹き付けました。だいたいこんなもんでしょう。


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屋根におおよそ2/3つや消しのクリアコートを吹いてボディ完成です。

ついでに前面窓のワイパー動作跡や汚れも再現しました。実車でよく見る「汚いE217」らしくなったかなと思います。


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全ての部品の塗装を終えたので、元通りに組み上げていきます。中古品のため、車輪や銅板が汚れているのでそれも綺麗にしながらゆっくり組み上げていきます。

 

次回はおそらく完成記事です。だいぶ端折った説明になってしまいましたが、どうかご容赦くださいm(_ _)m

ご覧いただきありがとうございました。

KATO E217系量産先行車を作る その3

久しぶりにE217系記事の更新です。

屋根と床下(記事には書いてませんが)の塗装を終えて、車体の塗装に入ってた訳なのですが、思いもしないトラブルで製作を中断せざるを得ない状態になり、少々放置してました(

 

何があったのかというと、

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塗装したら雨樋と窓のモールドが剥がれました。

IPAに漬けすぎて溶けたのだと思われます。とは言えこの車体、2日ほどしか漬けてないんですよね。あんまり塗装が剥離されてなかったので、ブラシでゴシゴシしてなんとか塗装を落としたのですが…。

15両中14両がこうなってしまい、完全に再起不能に。

これはボディを新調するしかない!と、ヤフオクや中古を覗いてみるも…

 

値段が高い。

 

更新車を新しく買えば、余る床下の部品を湘南色に流用し、末期の湘南色ができるので都合が良かったのですが、中古品でも定価かそれ以上の値段がついているようで手が出せませんでした。

流石に更新車を買い揃えるのは諦め、いくらか安い未更新車(一部更新車も混ざってますが)のジャンク品を揃えました。


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という訳でここから再スタート。

Re:ゼロから始めるE217製作()


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「ここから、始めましょう。一から、…いいえ、ゼロから!」(ヤケクソ)

先行車の前面ももちろん作り直しです。手前の1両は唯一溶けずに助かった1両です。ついでなので貫通扉の表面処理を追加で施してます。


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この車両をIPAに漬けるのはもう怖いので、塗装剥離せずにプライマーとサフを吹きました。案外これでもイケそう。


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下地の黒吹いて、クレオスのスーパーステンレス2を吹いて。


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ドアの縁とほか一部をマスキングして。


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シルバーで塗装しました。KATOの製品より、銀の質感の違いが目立つ気がします。


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量産先行車は先頭車の雨樋の形状が違うことに気づいてしまったので、追加工事しました。


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FRP部はガイアのブライトシルバーで塗りました。


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初期の車両は雨樋がギラギラした銀色になっているようなので、追加でこれも塗り分けました。パッと見何が違うの?ってレベルで分かりづらいです。

右が塗り分けた車両です。左はY-1のクハE216-2061ですが、これのみ7次車以降の仕様となっており、雨樋はボディの銀と同じ色ですのであえて塗りません。


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前面FRP部の接合箇所もクハE216-2061のみ微妙に異なるみたいですので、塗り分けで再現しました。帯インレタ貼ったらほとんど分からない違いだとは思いますが(


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ドアコックも塗り分けしました。これもほとんど分かりません。


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という事で、15両の銀塗装が終わりました。次回はインレタ類を貼り付けていこうと思います。

ここまでご覧いただき、ありがとうございました。

KATO E231系1000番台 小山車後期型を作る

お久しぶりです。前回までE217の製作記事を書いておりましたが、E217の車体がIPA漬けによって割れてしまい、しばらく製作が途絶えている状況です。


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今回は、こちらのE231系1000番台小山車後期型の紹介となります。友人向けに製作したものです。

 

初めに、軽く実車の紹介をします。

E231系は製造年月によって異なる点が多くあり、1000番台は大まかな括りでは小山車前期型、小山車後期型、国府津車の3つに分類できます。

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こちらがその小山車後期型というやつです。211系の置き換えを目的として、2006年に製造されました。

 

主な特徴は、国府津車と同様にクーラーがAU726になっていて、車外スピーカーの準備工事もされています。走行機器も国府津車と同じものに変更されました。後期型は椅子のクッション性も上がっているため、小山車の運用でこれが来ると嬉しいですね。

また、製造時期が遅かったためか、E233系と同様に先頭車の無線アンテナが2本になってるのも後期型の特徴です。

 

ここからは模型のお話に移ります。

先程紹介した3タイプのうち、KATOから製品化されているのは小山車前期型、国府津車となります。なお、小山車前期型はしばらく再販されておらず廃盤品となっているほか、ビス止め台車のロットであるため、小山車前期型と国府津車(現行品)では床下の部品の使い回しもできません。

今回は現行品の国府津車から作るので、小山車前期型の部品は一切使いません。

 

今回の加工メニューです。

①屋根・妻面交換

SIV交換

③6号車トイレ設置

④10号車トイレ撤去

⑤9、10号車ロングシート

⑥6、9号車サハ後期型化

ウェザリング

⑧車番、所属表記変更

このうち⑤、⑥は部品の組み換えしか行っていないので割愛します。

 

ここからは製作過程の紹介です。

①屋根・妻面交換

KATOのE231系国府津車は川重製であるのに対し、製作する小山車後期型は全車東急製であるため妻面と屋根の形状が異なります。そのため、実車に合わせる加工を行います。


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という事で15両の妻面を切り取りました。そして…


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じゃん。3D出力品の妻面です。小列車工房氏に特注で作っていただきました。寸法は合っているので、元の妻面を綺麗に切り出せばすんなりハマります。


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その後塗装しました。黒サフ→黒→ステンレスシルバー2の順です。妻面は室内灯を付けた際に光漏れし易いので、黒をしっかり塗ることが大切です。また、妻面を接着する際にできた微妙な隙間には、裏から溶きパテを塗って遮光しています。


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屋根も3D出力品を使います。専用品なので、アンテナの増設工事も不要です。屋根は後にウェザリングを行います。

 

SIV交換

実車はKATOの製品に付いているSIVより大きいものが使われており、それを再現する工程となります。


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これも3D出力品を使いました。積層痕を消そうとサフを厚塗りしたためか、モールドが消えかけてます←


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ついでに床下を全てタイヤブラックで塗装しました。

 

③6号車トイレ設置

KATO製品の国府津車は1、10、11号車にトイレがついているのに対し、小山車後期型は1、6、11号車についています。そのため、6号車のトイレ設置と10号車のトイレ撤去が必要となります。



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ここは3D出力品…とはいきません。意地で埋めます。

不要のボディから窓埋めに丁度いいサイズの板を切り出し、接着しました。


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パテやサーフェイサーで表面処理して塗装しました。多少荒いですが、平らになったのでヨシとします。窓ガラスの部品も、トイレを設置した部分だけ削っておきました。


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床下もトイレ関係の機器が増えているため、クハの床下部と切り継ぎしてみました。この後トイレタンクが逆向きである事に気づいたので、移設しています。

 

④10号車トイレ撤去


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ボディは15号車のトイレ無し先頭車のものが使えますので、それを流用します。窓ガラスはトイレ無しロングシート車が製品にないため、一部切断のうえ取り付けました。

 

ウェザリング

依頼主からあんまりガッツリ汚さないよう言われてるので、主に屋根と床下をメインに汚します。


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ウェザリングの前に、退色の再現をしました。


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そして汚れを加えました。パンタやアンテナ類も塗装しています。


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パンタ部拡大。TOMIX製のPS33Bに交換しています。PS33Bにも3種類くらいあるみたいですが、そこの再現は見送ります。

 


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続いて床下です。スカートも軽く汚しを入れてます。


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モハ2両です。元の造形は悪くないので、色差しとウェザリングを加えるとカッコよくなります。

3D出力品のSIVも悪目立ちしていなくてイイ感じです。

ボディも軽く汚すのですが、表記類を貼るのが先ですのでウェザリングは後回しです。

 

⑧車番、所属表記変更

世田谷総合車輌センターやトレジャータウンのインレタを使い、各表記類を変更します。


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元の車番と所属表記をユニクリーナーで落とし、クレオスのスーパーステンレス2で部分塗装しました。これで落とした痕はほとんど残りません。


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車番、所属表記、号車表記、車いすマークなどのインレタを貼り、表記類で賑やかになりました。

 

その後、光沢のクリアコートを吹き、スミ入れを施しました。スミ入れが終わったら再びクリアコートを吹き、表面を半光沢にしておきます。


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屋根を接着し、軽くウェザリングをして15両のボディが完成です。


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こちらは前面の編成番号です。実車は前面ガラスもクリアグリーンになっているため、クリアグリーンでコーティングしました。パッと見濃いように感じますが、ボディに取り付けてみるとこれくらいが丁度いいように思えます。

 

以上、全ての工程が完了しました。


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部品を全て組み上げて完成です。一応ボディもウェザリングしているのですが…あまり目立たないですね。依頼通りに仕上げられました。


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先頭車です。特徴的な2本の無線アンテナが目立ちます。


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6号車です。多少処理が荒い気もしますが、パッと見違和感は無いように思います。


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屋根と妻面です。東急製E231の特徴をしっかり捉えています。さすが3D出力品といったところです。


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同じく出力品のSIVです。


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8号車です。色差し、スミ入れ、ウェザリングの効力は大きいですね。


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完成間際、依頼主からジャンパ栓を付けて欲しいとの依頼があったので、E259用車体間ダンパーを加工・塗装して取り付けました。

 

以上にて紹介を終わります。この作品は、本来はブログやTwitterで紹介しない予定でしたので、製作中の写真をあまり撮っていませんでした。そのため簡単な紹介ではありましたが、少しでも皆様の参考になればと思いますm(_ _)m

ここまでご覧いただきありがとうございました。

 

KATO E217系量産先行車を作る その2

久しぶりの更新です。

今年の秋は花粉症の症状が出て、ティッシュが手放せなくなりました。去年までは秋に花粉症が出たことは無かったんですけどね。ススキあたりの花粉に反応してそうです。

 

さて本題です。前回は車体をIPAに漬けたところで終わりました。塗装剥離が終わるまで時間がかかるので、先に屋根を弄ります。

 

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今回もウェザリングをやるので、下地は明るい色にします。


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できました。E217はあんまり色褪せしていないようですので、ここまで全体に吹く必要は無かったかも知れません。この後濃いグレーを重ねて吹くはずだったのですが…問題発生。


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先頭車の屋根のビードを削る必要があったのです。製造時期と製造した工場で差があるようで、今回作る編成はこのようにビードが短いタイプであることが分かりました。先に調べておくべきでした(笑)


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大体の形ができたら溶きパテを盛って整えます。


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溶きパテが乾いたらヤスリがけし、表面をある程度平らにした上でサーフェイサーを吹きました。

なかなか上手くできたと思ってます←


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屋根は先程の工程で一旦中断です。

2週間ほどかけて15両の塗装剥離が終わりました。それがこちらです。


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素晴らしい!!

塗装剥離が終わったので、屋根の加工を中断して先頭車の加工に入ります。


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前面ステップを削りました。屋根の加工の時点でお気づきの方もいらっしゃったと思いますが、そうです。量産先行車のY-1+Y-101編成を作っています。

Y-1編成は片側の先頭車が量産型に組み替えられているので、ステップを加工するのは3両です。

ステップの不要な部分を削り、不要なミゾは溶きパテで埋めました。


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ステップに続き、雨樋を正規化しました。全ての編成において、機器更新車では雨樋が全て改造後の姿になっているため、KATO製品のエラーです。TOMIXでは改造後の雨樋が再現されているようです。


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4両やりました。


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整形します。不要なミゾの部分は溶きパテで埋めました。雨樋の方も溶きパテを盛っておきます。


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溶きパテが乾いたらヤスリがけします。貫通扉のミゾを埋めるのは1度では足りず、溶きパテを盛っては削る作業を3回ほど繰り返しました。

その後、サーフェイサーを吹いてまた削ったのが画像の通りです。ほぼほぼミゾは消えていますが、微妙に跡が見えるのでこの後更に整形しました。

 

あまり進んでいませんが、今回はここまでとなります。

次回は床下の加工をするつもりです。ご覧頂きありがとうございました。

 

KATO E217系量産先行車を作る その1

どうもです。先日完成した横須賀線E233系Twitterに掲載したところ、多くの反響があり私としては嬉しい限りです。

様々な意見や感想をいただきましたが、その中でも特に多かったのが「横須賀線の新車はE235系よりコレの方がよかった」という事でした(笑)

私はE235も結構好きなので、KATOから発売となった際には併結させて遊ぼうかと考えてます(・▽・)

 

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さて、今回は右側のE217系を弄ります。


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E233と併結させてみたかったので、事前にTN化だけ行っていました。連結間隔もいい具合です。


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このE217、中古で買ったものなので破損がいくつか見受けられたのですが、中でもいちばん悩ませられたのは、窓ガラスの幕の部分が欠けてる車両が4両いた事でした。これはどうにもならないので、ジャンク車両から部品を持ってくるしかありません。

しかし、そうすると元から貼ってあったドアステッカーや優先席表記も不統一になるため全て剥がす必要が出てきます。

まぁ、それだけで修復は終わるのですが…

 

KATOのE217系更新車は個人的に気に入らない箇所が多いので、思い切った加工ををします。どうするかと言いますと…


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バラして…

 

 


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ドボーーーーーーーン!!!

IPAに漬けて元の塗装は全てサヨナラです。帯の色は全く合ってない、銀は粒子が荒い、ステンレスの塗り分けもされてないと気に入らないところだらけでしたので、思い切って再塗装します。

 

車体をIPAに漬けているうちは、床下と屋根を塗装します。どうせ車体を塗るなら、他の部分も塗装してカッコよくしてやりたいですからね。


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という事で中性洗剤に漬けて乾かしています。乾燥したら塗装開始です。

 

今回はここまでとさせて頂きます。

ご覧いただきありがとうございましたm(_ _)m

次回に続きます。

KATO E233系スカ色を作る 完成

こんにちは。約3ヶ月にわたって製作していたE233系横須賀線仕様が、遂に完成しました。


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以前から成り行きでジャンク車両のE233を10両以上所有しており、これらの活用法を模索していました。そこで「E217系東海道線仕様があったのだから、E233-3000に横須賀線仕様があったら面白いのでは…?」と思いつき、軽いノリで作り始めました。最初は軽いノリだったのですが…。

 

いつの間にか熱が入ってガッツリ仕上げてました。

 

インレタだけでも万単位のお金が飛んでおり、その他にも3D出力部品を使ったり車内ステッカーを貼ったりと…

 

前置きはこの辺にして、車両の紹介に移ります。

製作過程は私の過去の記事にて紹介しておりますので、今回は割愛させていただきます。

 

編成番号と車番についてです。基本編成はY-201編成、増結編成はY301編成となっています。E217の編成番号に+200した数字です。

車番は基本増結ともに第17本目(実車はE-17、E-67編成)で設定しました。国府津E233系で唯一高崎から転入した編成です。


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ケースに収容した状態です。屋根と床下はウェザリングしています。「TK出場した後少し営業で走った状態」を目安に汚したので、車体はほとんどやってません。


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パンタグラフは、TOMIXのPS33Dと小列車工房のPS33D台座を使って実物に近いものにしています。


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VVVFインバータも実物に合わせてSC98型に交換しています。特注の3D出力部品です。


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VVVFって走行中でもけっこう目立つんですよね。


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先頭車は4両全てTN化しています。また、窓ガラスはクリアグリーンを吹き、UVカットガラスを再現しました。これにより実車に近い顔になったと思います。


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1号車のクーラーは自作品のAU726Aを搭載しました。AU726A-G4をベースにキセの角をヤスリで削り、ライトグレーで塗装したものです。

 

ここからは各車ごとの紹介です。 

 

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増1号車 クハE232-3517

電連は撤去し、スカートも1号車とトレードしています。


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増2号車 モハE232-3617


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増3号車 モハE233-3617

モーター車です。VVVF以外の床下機器にも少し手を加え、実物に近い形としています。


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増4号車 クハE233-3517

電連を装備し、11号車とスカートをトレードしています。


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1号車 クハE232-3017

こちらも電連を装備しました。増1号車とスカートを交換しています。


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2号車 モハE232-3417


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3号車 モハE233-3017


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4号車 サロE232-3017


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5号車 サロE233-3017


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6号車 モハE232-3817


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7号車 モハE233-3417

モーター車です。床下機器の正規化に伴って、モハE233-3200からこちらに移設しました。内装の部品もロングシート用のものに交換しています。


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8号車 サハE233-3017


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9号車 モハE232-3217


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10号車 モハE233-3217

製品ではモーター車になっている車両です。モハE233-3400の足回りを移設したうえ、内装の部品をボックスシートのものに交換しています。


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11号車 クハE233-3017

電連を撤去し、スカートを増4号車と交換しています。

 


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E217系と並べました。帯の色が全然違います。


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一応併結もできます。模型ならではの併結ですね。


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湘南色とも並べました。湘南色のE233は友人のものです。


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本線試運転!特に異常もなく走ってくれてます。

 

以上で紹介を終わります。走行写真は全てレイルガーデンの田舎線で撮影しました。

ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

 

KATO E233系スカ色を作る その7

やっと終わりが見えてきたので、久々の更新です。


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やっと届きました。Densha.meの室内シールです。この情勢だからか、発注してから1ヶ月以上経っての到着です。

 

今回はこれを貼っていきます。


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開封しました。15両分なのでたくさん入ってます。増1号車(元11号車)から順番に貼っていきます。

 

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最初に床と運転席の側壁を貼り付けます。先に窓を切り抜いてからステッカーを切り出すと楽に進みます。


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おそらくこのステッカーでいちばん苦労するのが、この仕切りでしょう。説明書通りに貼ると、フチの細い部分が粘着力不足で浮き上がってきたりします。

それの対策として、画像のように白い部分を一部残して切り出します。


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そしてこのようにフチ→側面の順で貼ります。これでも浮き上がる時は浮き上がるのですが、説明書通り貼るよりは強度が保てるような気がします。


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仕切りと座席とトイレの部品を貼りました。


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続いてガラスパーツの裏側とドアステッカーを貼ります。


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側面と妻面の裏側とドアステッカー2種類を貼ったのち、組み立てて完成です。


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妻面裏側のシールです。


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室内が実感的になりました。


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車輪が劣化していたので、最近発売された分売パーツで新品に交換しました。

台車の銅板をユニクリーナー等で磨いた上で、新品の車輪に交換すればちらつきはほぼ無くなります。


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ドアステッカーもなかなか見栄えを良くしてくれます。


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続いてボックス車です。これがまためんどくさい。

貼る順番としては、床→仕切り→ボックス席→ロング席の順番がいいと思います。


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1両できました。床のシールを切り始めてからここまでで2時間はかかってます。目が疲れます。


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続いて最大の難関、グリーン車です。まず床から貼っていきます。


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そのままだと室内灯の光が1階までいかないので、2階の床のシールに穴を開けます。


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座席を貼りました。座席数がとにかく多いです。


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仕切りと側面裏も貼りました。


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最後に妻面裏を貼り、組み立てるとこうなります。


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動力車は座席の部品がないので、床と座席が一体になった1枚のシールのみです。

 

 

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ここ数週間はずっとステッカーの貼り付けをしていましたが、ようやく終わりが見えてきました。

次回は完成の記事になります。