新型電機と新型貨車を作った話
皆様、お久しぶりです。
四国2000系のステッカー貼りがダルくなっていたので、一旦放置して新しいものを作っていました^^;
それがこちら。
Twitterで掲載したところ、多くの反応をいただきました。ありがとうございましたm(_ _)m
さてこの機関車と貨車ですが、簡単に言いますと「もしキヤE195系、GV-E197系、E493系が開発されず、新型機関車と新型貨車によって置き換えられたら…」という設定です。こうなって欲しかったという人も少なくないのでは…?(
各車の紹介に移ります。まずは機関車から。
EF510-500番台
お馴染みの寝台特急牽引機です。実物は全てJR貨物富山機関区へ転属済みですが、転属せずに田端EF65、EF81、長岡EF64、EF81、秋田EF81の置き換え用として全車残ったという設定のもと製作しました。504号機、509号機、513号機の3両で、513号機が双頭連結器装備になっています。また、504号機は長岡機関区に転属しています。
EF510の双頭連結器仕様は、以前製作した同車の出来に不満だったため、新たにボディを用意してボディのみ載せ替えたものになります。
KATOのクイックヘッドマークを装着可能とした為、代走で北斗星、カシオペアに入った!なんて遊びもできるわけですね。
DF200-500番台
インレタがなかなか届かないので、車番はまだ貼っていません。
高崎DD51、EF64の置き換え用として投入された設定です。意外と高崎支社内どこでも走れそうですよね。八高線あたりが怪しいとは思いましたが、DD51が入線しているので、さほど貧弱な路線でも無いと思います。関西線や石北線のように、入線できるかもしれませんね。いや、できるんですよ。そういう設定です←
DF200の軸重はEF65と同じ16.0tなので、電化区間についてはEF65-501が入線してる区間は可能なはずです。
ちなみにこのDF200ですが、SL補機として茶色+白帯の車両も存在するらしいです(棒)
続いて貨車です。
老朽化したチキ5200、チキ6000、チ1000を置き換える目的で製造された新型貨車、チキE200形レール運搬車です。定尺レール運搬用で、コキ200がベースとなっています。連番の2両でユニットを組み、基本的にバラす事は無いため実質2両で1両のような使い方をします。試作車2両は900番台(チキE200-901、902)になっており、表記類の位置などが少し異なります。
ギリギリまで形式をチキ200にするか、チキE200にするかで悩んでいたんですが、チキ200だと実車が登場する可能性がゼロではないと思ったので、100%被ることないチキE200となりました。この法則だとロングレール用はチキE500ですかねぇ…?
チキE200型は国鉄型貨車との混結も可能性なので、チキ5200や6000を作った時には、過渡期という事で混ぜて遊ぶのも楽しそうです。
締結装置はJR東海に所属したチキ5200のものを使用しています。甲府モデルさんの部品を使いました。チキE200-901〜902、1〜6の計8両はある程度使い込まれた感が出したかったので強めに汚し、チキE200-7〜10は新製したばかりのイメージで軽い汚しをしています。
数少なくなった星釜、カシ釜が工臨に入ったらネタ!北千住駅と吉川駅が激パ!なんて言う妄想も膨らみますね←
以上、新車の紹介でした。続く。
KATO JR四国2000系を加工する その4
どうもです。
前回は床下機器の加工を行いました。引き続き製作を進めていきます。
今回はボディのウェザリングと組み立てを行います。
クリアコートを吹き、スミ入れを行いました。ウェザリングする前のスミ入れは欠かせません。
とりあえず屋根とボディをドッキング。
前面をウェザリングマスターとリアルタッチマーカーで軽く汚しました。2121には検査明けてそんなに経ってない姿になってもらうので、この処理を行っていません。2000系らしい汚れた前面を再現できたと思います。
こちらはMc1で、2009のみ汚れを控えめにしました。
ボディ全体を茶色系の色で薄く吹きました。汚れで少し茶色がかった車体を再現しています。
Mc2を仮組みしました。床下の汚れともマッチしており、いい感じです。
Mc1もそれらしくなりました。
煙突と幌も塗装してからウェザリングしました。
無線アンテナの塗り分けも忘れていたので、組み立て前に行いました。
汚れたボディができました。塗装の工程は終了したので、これから組み立てます。
はいドーン!
カッコイイ!!!!!!
製品との比較です。ボディが茶色っぽくなってるのがお分かりいただけるでしょうか。
Mc2も組み立てました。
良いですねぇ良いですねぇ
エンジンとその周りです。
こちら台車周りです。
2103に装備したのは3D出力部品のS-DT69です。M車の台車を出力品にするのは抵抗ありましたが、実際に付けてみるとよく走ってくれます。
こちら2153で、T車です。T車用の方は取り付け方が特殊でして、実際に走らせて様子見するのがよさげです。
この調子で15両組み上げましたが、全体像はまだ撮っていないので完成した時までお預けとさせていただきます。
ここまでご覧頂きありがとうございました。次回は自作の車内再現ステッカーを貼っていこうかと思います。
こちらは既に剥がした試作品です。全部貼るとこんな感じになり、正直貼るのにかなり時間がかかるので次回の更新は遅くなると思われます。
それではまた次回m(_ _)m
KATO JR四国2000系を加工する その3
どうもです。前回に引き続き、2000系の加工を進めます。
今回は床下機器の塗装とウェザリング、屋根の塗装前に行っていたTNカプラー化や振り子傾斜角増加の工程も併せて紹介します。
はじめに、カプラーのTN化についてです。純正のカプラーでは貫通型先頭車のスカートに切り欠きが発生し、車間もだいぶ広いためあまり見栄えが良くないと思ったので、思い切って全車JC6328にしました。取り付けは接着剤で行っています。
奥が純正、手前がTN化した車両です。違いは一目瞭然ですね。
大量にカプラーを発注したので、こんな形で届きました。これが白箱ってやつですか…
ついでにT先頭車の振り子傾斜角の増加も行いました。先頭車運転台側の台車は車体傾斜機構が無く、それによってイマイチ傾かないどころか急曲線、ポイントで脱線するトラブルもありました。そのため、運転台側の台車も傾斜するように改良します。
とは言うものの、実際に行う加工は銅板を曲げるだけなんですけどね←
貫通路側と同じ形に曲げてやることで、運転台側の台車も車体傾斜機構が備わります。
画像左側が加工した車両です。銅板を曲げるだけでここまで変わるので驚きです。
銅板の曲げ加工を応用することで、振り子エラー車の再現も可能です。この作例では、直線走行時に軽く左に傾斜しており、左カーブで通常と同様の傾斜全開、右カーブ全開で直立するようになっています。
振り子エラー車がひと目でわかりますね。実車の乗車中や撮影中に振り子エラーされたらたまったもんじゃないですが、模型なら許容範囲です^^;
一部の貫通型先頭車は、最近増えているS-DT69型台車を装備した車両にします。製品化はされていないので、十六夜車両氏の3D出力部品を使用します。
仮組みです。配線が折れそうでヒヤヒヤします^^;
付属のATS車上子は折損したので使わない方向で行きます←
さて床下の塗装です。下地として、まとめてプライマーとサーフェイサーを吹きます。
自作のJR四国床下用グレーで、一通り吹きます。
各部の色差しと表記類のインレタを貼り、光沢クリアコートを吹きました。
光沢し上げにした後、全体にスミ入れを施しました。
いつもの鉄粉カラーを吹きました。
ウェザリングマスターを使い、汚れ方に強弱をつけてみました。
2121号車は2020年12月の要検後の姿にするので、ピカピカにする機器にマスキングをしてから汚します。
できました。一部だけ綺麗な床下です。
以上、床下の加工が終わりました。次回はボディのウェザリングを行います。ここまでご覧頂きありがとうございました。
KATO JR四国2000系を加工する その2
どうもです。引き続き四国2000系にあれこれ手を加えていきたいと思います。E217系の時よりやる気が起きるので、作業が素早く進みそうです。
という事で、今回は屋根の塗装とウェザリングを行います。
バラして置いてみました。全検明けの屋根はこんな色なので、このままウェザリングしても違和感はないと思います。
実物はランボードが黒色に塗られているので、それを再現します。まずはランボード周辺を適当に黒で塗りつぶします。
ランボードの部分のみマスキングします。
調色して作った屋根の色を全体に塗りました。クーラーやベンチレーターも全て塗ります。
ニュートラルグレーを薄く薄く吹き、色の強弱をつけました。その後マスキングテープを剥がし、ランボードの塗装ができている事を確認します。
ジャーマングレーですす汚れをつけていきます。
四国2000系は電車と違って固定編成を組んでいないので、車体の汚れ具合がバラバラです。なので、模型でもあえて強弱をつけています。
屋根の汚れ方を調べる時には、坪尻俯瞰の画像を検索すると参考になるものが沢山出てきますね。
15両の屋根の塗装が完了しました。
気動車特有の汚れを再現出来ました。いちばん右の車両は全般検査明けの車両です。
次回は床下の塗装とウェザリングです。ここまでご覧頂きありがとうございました。
KATO JR四国2000系を加工する その1
どうもです。
今回からは、KATOのJR四国2000系を加工していきます。おもに表記類の変更や追加、S-DT69台車化、TN化、振り子傾斜角増加、ウェザリングをする予定です。
こちらは昨年末に撮影した43Dです。この画像のようなイメージで、末期のだいぶ汚れた姿にしたいと思っています。それでは作業開始です。
とりあえずバラしてみました。N含め50両以上所有していますが、流石に全部は手に負えないので今回は2000型3両、2100型6両、2150型2両、2200型4両の計15両を整備します。にしても2000系、部品点数が多いですね。いつもより解体に時間がかかりました^^;
一度中性洗剤で洗浄し、妻面に世田谷車輌センター氏の妻面表記類を貼りました。次に、車番をインレタで変更していきます。
画像のように2000系の前面の車番は、どういう訳か字体が車両ごとに異なっています。検査で字体が変わることもよくあるみたいです。
世田谷車輌センターの車番インレタはこの違いがある程度再現されていますので、既製品の車番を変更しない車両も、前面は全て貼り直します。
こちらは2000型です。車番が裏貼りになっていますので、ユニクリーナーで裏側から擦って既存の車番を落としました。車番を落とす際に、構造上周りのスモーク塗装も剥がれます。
そのため、エヌ小屋のダークフィルムで誤魔化します。
まずはフィルムの接着面に車番インレタを貼ります。
そして裏面からフィルムを貼ります。車番がズレないよう、慎重に位置合わせしました。位置が決まったら、フィルムが密着するように爪楊枝等で擦ります。
できました。実車同様、太字の2004になりました。
文字間隔が広い2009、それより文字間隔が狭い2010が再現出来ました。ダークフィルムのおかげで、スモークも元通りになっています。
2100と2150は車番が表貼りなので、ユニクリーナーで既存の車番だけ落とし、そこに直接車番インレタを貼りました。こちらも字体の差があるので、車番を変えない車両も貼り直しました。
また、側面の車番は特に目立った差異はないので、変更する車両のみインレタを貼りました。既存の車番を落とすのはやはりユニクリーナーで、強く擦りすぎると銀色の塗装ごと剥がれてしまうので、注意が必要です。
という事で、表記類の加工が終わりましたので今回はここまでとさせていただきます。次回は屋根の塗装を行います。
ご覧いただきありがとうございました。
KATO E217系量産先行車を作る 延長戦
どうもです。先日Twitterに掲載しましたところ、多くの反応をいただきました。ありがとうございました。
さてこのE217系ですが、前回の時点ではどうも面倒臭さが勝ってしまい、再現を見送っていた箇所がありました。
クハE216-2061の運転台側屋根ビード形状、それ以外の車両の屋根端部形状、量産先行車のみ装備する外部解錠ハンドルの3点で、いずれも再現するつもりは無かったのですが…。
いざ人前に出すとなるとどうも気になってしまうので、今更ながら直すことにします←
①屋根ビード形状修正
まずはこの画像をご覧下さい。Y-12編成の屋根ですが、1号車(1枚目)と11号車(2枚目手前)でアンテナ・煙管周りのビード形状が異なるのがお分かりいただけるかと思います。これは製造ロットによる差異で、量産先行車含む初期の東急製車両は1枚目、同社製後期タイプは2枚目手前の様になっています。KATOの既製品は2枚目手前に当たります。
しかし、この違いに気づかずに先頭車4両全部を東急製初期タイプの屋根にしてしまったので、クハE216-2061のみ既製品の屋根に戻します。
手前がクハE216-2061です。既製品に塗装とウェザリングをしただけですね。色味が若干違うような気がしますが、肉眼だとほぼ分からないのでこれで良しとします。
②屋根端部形状の修正
これが改造前の状態で、量産先行車のみ形状が異なるので修正します。あいにく実車の画像を持ち合わせていないので、細かい説明は省略致します。
デザインナイフで必要な箇所を削りました。
筆でタッチアップして修正完了です。施工した量産先行車(奥)とクハE216-2061(手前)を比較しています。
③外部解錠ハンドルの取付
こちらもまた実車の画像がないので、細かい説明は省略致します。量産先行車の①エンド側(クハのみ②エンド側)のみに付いています。
妻面の部品なので編成を組んだらほとんど見えないと思い、再現を見送っていました。
プラ棒を切り出し、それらしい形のものを作りました。
塗装しました。赤いハンドルが目立ちます。
あとはゴム系接着剤で車体に取り付けて完成です。
走行中はほとんど見えないと思います←
という事で、把握している限りの相違点を全て修正しました。ひとまずこれで完成とします。また異なる箇所を見つけたら修正するかもしれません。実車の知識が浅いので、多分知らないところがあると思います^^;
ここまでご覧いただきありがとうございました。次回からはKATOのJR四国2000系を弄っていきたいと思います。
KATO E217系量産先行車を作る 完成
どうもです。
ちんたら進めていたE217系がやっと完成しました!
ボディを14両廃棄したり長い道のりでしたが、なんとか最後までモチベーションが保ったのでひと安心です。
TOMIXから量産先行車が出てるにも関わらず、何故KATOから作ったのかと疑問に思う方もいらっしゃると思いますが、単純にKATOのEナントカ系の造形が好きだからです。それだけであります(
量産先行車の特徴である前面形状はしっかり再現したつもりではあります。しかし、屋根の端の形状や妻面のハンドルなど、製作途中(しかもほぼ終盤)に気づいた違いは再現を見送りました。さすがに面倒でしたので(ごめんなさい)。
前置きはこのあたりにして、作品の紹介に移ります。
先頭車4両です。クハE216-2061を除く3両は、量産先行車オリジナルの前面形状を再現しました。また、この編成は一時的に東海道線で働いていましたので、その時の名残で電連が増1号車、11号車にも付いています。
屋根と床下の様子です。汚いE217系が作りたかったので、比較的綺麗な実物とは異なりかなり強めに汚しました。
帯は世田谷さんのインレタを使用しました。実車にかなり近い色になったと思います。
ドアステッカーや優先席表示も貼りました。くろま屋のドアステッカーは、表貼りながらも実車の裏貼りのような色になってます。
先頭車はTN化しているので、連結間隔はかなり縮まっています。
以前製作したE233系とも併結出来ます…。
実車ではありえない、模型ならではの姿です(
CASCOの15両入るケースに収納しました。こう遠目で見ても、今回の作品はとにかく汚さが目立っています。
以上、完成報告でした。製作過程も含めてここまでご覧下さった皆様、ありがとうございました。
下手くそな文章ではありますが、更新は続けて参りますので引き続きご覧頂ければ幸いです。今後ともよろしくお願い致します。